男性100人に聞いてみた！薄毛に悩んだら最初にどんな対策をする？

薄毛対策には生活習慣の見直しや、育毛剤または発毛剤の使用などさまざまなものがあります。しかし、薄毛の話題はデリケートなので、実際に悩んでいる人がどのような対策をとっているか聞きたくても聞けない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は薄毛に悩んでいる男性100人に、「薄毛対策として最初に何をするか」を聞いてみました。薄毛に悩んでいる人は、どのような対策から始めているのでしょうか。

シャンプーやコンディショナーを変えるのは効果がある？

アンケートの結果、最も回答が多かったのは「シャンプー/コンディショナーを変える」で27人が選びました。まず、最初の対策としてはシャンプーやコンディショナーなど、日頃から使用している商品を見直すのが取り組みやすいのでしょう。また、シャンプーやコンディショナーの変更は、比較的安価に取り組める薄毛対策です。そのため、初めての薄毛対策という観点からは「とりあえず変えてみよう」と気軽に取り組める点も回答が多かった理由だと考えられます。

 

では、実際にシャンプーやコンディショナーを変えると、どのような効果が期待できるのでしょうか。シャンプーやコンディショナー選びで大切なことは、自分の頭皮に合った商品を選ぶということです。なぜかというと、頭皮に合っていない商品を選ぶと頭皮が傷つき、結果的に薄毛につながる恐れがあるからです。たとえば、汚れを落とすためにシャンプーに含まれている主な成分は界面活性剤で、大まかに「アミノ酸系」「石鹸系」「高級アルコール系」の3つに分けられます。

 

 

これら3つのタイプのなかで、比較的頭皮や髪の毛にやさしいといえるのが「アミノ酸系」です。アミノ酸系のシャンプーの洗浄力はそれほど強くありませんが、そのぶん低刺激なので頭皮が傷つくリスクが低いのが特徴です。商品によってはアトピー性皮膚炎の人でも問題なく使用できる場合があります。

 

それに対して、石鹸系と高級アルコール系は頭皮や髪の毛が傷つく恐れがあるので気をつけましょう。石鹸系の特徴は環境にやさしいのがメリットですが、アルカリ性なので弱酸性の髪の毛や頭皮とは正反対の性質を持っています。そのため、敏感肌の人には洗浄力が強すぎて、頭皮が荒れる原因になる可能性があります。

 

そして、一般的にもっとも洗浄力が強い反面、頭皮や髪の毛によくないとされるのが高級アルコール系のシャンプーです。高級アルコール系のシャンプーは洗浄力がとても強いので、皮脂や汚れをよく落としてくれます。しかし、皮脂には頭皮を外部の刺激から守る効果もあるのです。高級アルコール系のシャンプーを使うと、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあり、育毛や発毛という観点からはよくありません。高級アルコール系のシャンプーは市販の商品でも多いので、薄毛に悩んだらまずは頭皮にやさしいアミノ酸系のシャンプーに変えるというのは合理的な判断だといえます。コンディショナーもシャンプー同様に体質的に合う、合わないがあるので気になる点があれば変えてみるのは一つの方法として有効でしょう。

食生活の見直しや育毛剤の使用に取り組む人も多い！

続いて上位にランクインしたのが、「食生活を見直す」と「育毛剤を利用する」の2つで同数の21人が選びました。まず、食生活において重要なのは毛髪の成長に有効な栄養素を摂取することです。一般的に毛髪の成長に有効な栄養素としては、たんぱく質や亜鉛、ビタミン類が挙げられます。髪の毛のほとんどはケラチンという物質から構成されており、たんぱく質はケラチンのもとになる栄養素です。

 

タンパク質がビタミンによって分解されてアミノ酸になり、そこに亜鉛の働きが加わることによってケラチンが生成される仕組みになっています。そのため、薄毛に悩み始めたら、これらの栄養素を積極的に摂取するとよいでしょう。たんぱく質は肉類や魚類、乳製品などに多く含まれています。同様に、亜鉛は牡蠣やシジミといった魚介類、ビタミンＢは卵や緑黄色野菜などにたくさん含まれているので、意識して摂取するとよいです。ただし、脂質はとりすぎると皮脂の過剰分泌を促す恐れがあり、薄毛対策としては逆効果になる可能性があります。特に肉類を摂取するときは気を付けましょう。

 

食生活の見直しは、食事によって髪の毛の成長に必要な栄養素を体内に取り込むのに対して、直接頭皮へ栄養素を供給するのが育毛剤を使用する方法です。育毛剤は髪の毛の成長に特化した商品なので、使用することで安心を感じる人も多いでしょう。しかし、せっかく育毛剤を使っても、使い方が悪ければ十分な効果が得られない場合もあります。よくありがちなのが、「雑に塗ってしまい、肝心の毛根部分に育毛剤が浸透していない」というケースです。

 

いくら育毛剤に有効な成分が含まれていても、毛根部分に浸透していなければ意味がありません。そのようなケースでは、髪の毛につけて満足してしまっている場合が多いです。しっかりと塗るためにも、塗布する部分の髪の毛を分けて使用するなどの工夫をしましょう。また、塗布後に育毛剤が浸透する時間を作ることもポイントです。なかには、育毛剤を付けたあと、すぐにドライヤーで乾かしてしまう人がいますが、そうすると有効成分が蒸発してしまうこともあります。毛根部分に浸透する前に蒸発すると効果が薄れてしまうこともあるので、塗布後は自然乾燥させるのが望ましいです。